俺と雨の日とセンチメンタルダイアリー | 世界と日々と君と僕

俺と雨の日とセンチメンタルダイアリー

AM9:05 起床。九時に目覚ましをかけるも、起きられず、五分の二度寝を経てあわてて起きる。脛をぶつける。雨が降っていて、少し憂鬱になる。駅までの道のり、ジーンズのスソが水たまりでびしょびしょになるのを気にしながら歩く。クラムボンを聞きながら、のりのりで歩く。電車を一本乗り過ごしたので、駅で座ってちあきにメールする。そういえば今日のスケジュールはなんだったかなあ。就活かな。雨なのに頑張ってんのかな。スーツが濡れて、ハンカチで服を拭いている姿を想像してへこむ。へこんだことにちょっと笑う。電車にのって学校へ。センチメンタル。


AM10:50 十分遅れて二限の授業に。オブジェと二次元の融合をテーマにシュルレアリスムを美術史の流れの中に当てはめる、という結構途方もないことを扱っている。俺の専門にまったく関係ないので、軽い気持ちで勉強できる。いつかシュウィッタースの作品が見たいなあ、と思った。センチメンタル。


PM0:15 三限に授業があるので、学食に入ろうと思ったのだが、すでに列ができていたので、仕方なく近くのとんかつ屋に向かう。雨だなあ。ジーンズのスソが相変わらず気になる。券売機で五百円のチキンカツ定職を購入。カウンター席に押し込まれるように座る。となりでカツ→味噌汁→ご飯を素晴らしいテンポでローテーション食いしているサラリーマン風男性をじっと見つめる。カツ汁飯カツ汁飯カツ汁飯・・・。チキンカツが乱暴に運ばれてきたので、場の雰囲気に合わせて自分もがつがつ食う。ローテーション食いをマネしようと思ったが、キャベツを省かなければならないことに気が付き、やめる。だってキャベツ食べたいじゃない。センチメンタル。


PM1:00 三限の授業は、フランケンシュタインをテキストに、様々な角度から批評を加えるというもの。コンセプトはよいと思います。思うんだけど、飽きちゃう。仕方ないので窓の外を眺める。そういえば、小学生の時分から、ヒマさえあれば窓の外を眺めていたっけ。今日は雨で、教室から見える中庭にはいろんな色の傘が咲いている。まず目が外を向く。次に耳が、雨の音をとらえはじめる。遠くでビルを建てている音がする。ゴーン、ゴーン、ゴーン。汽笛のようだなあと思った。そうしていつの間にか、心も窓の外に出ていた。センチメンタル。


PM2:40 友達とTOEICの申し込みをする。生協で書類を書いていると、別の友達が旅行の申し込みをしていた。シンガポールに行くそうだ。帰ってこなければいいのに、と悪態をつきそうになるも、我慢する。センチメンタル。


PM3:00 バイトがあるので新宿へ。さくらやホビー館に向かう。三ヶ月ぶりくらいだ。ガンダムが見たくなったのです。雨だったから。センチメンタル。


PM5:00 バイトが始まる。センチメンタル。


PM11:50 バイトが終わる。センチメンタル。


AM0:18 家に帰る。フロにはいる。ゴキブリを叩き潰す。ブログを書く。途中で飽きる。センチメンタル。